有機溶剤作業主任者資格を取得する方法

製造現場や建築関係の仕事などに従事する場合には有機溶剤を扱うことがありますが、ほとんどは人体に毒性があるので取り扱いに注意が必要です。

ほとんどの溶剤水よりも蒸気圧が低いので、常温常圧で揮発してガス化しやすいという性質があります。

人間が揮発した溶剤の蒸気を吸い込むと中毒を起こしたり、場合によっては癌などの健康被害が生じる恐れもあります。

労働安全衛生法では指定された溶剤を使用する事業所において、有機溶剤作業主任者の有資格者を選任して従業員の健康被害を防ぐための対策を講じることが義務付けられています。

これは法律に基づく国家資格であり、取得するためには厚生労働省によって指定された機関が実施する技能講習会を受講して試験に合格する必要があります。

講習会の参加は必須で、遅刻したり途中で退席すると試験を受けることができなくなります。

有機溶剤作業主任者資格の取得をお考えの方は、指定機関が実施する技能講習会の申し込みをすることができます。

当日までに受講料とテキスト代を支払って予約をした後に、2日間の日程で講習会に参加します。

2日目の最後に確認テストが実施され、合格すれば修了証を受け取ることができます。

関東地方にお住まいの方であれば、技術技能講習センターのサイトにアクセスすると簡単に最寄りの講習会場を見つけて予約ができます。

各会場とも席数には限りがあるので、講習会の参加を予定している場合は早めに予約をすることをおすすめします。

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